反出生主義の私が子供を産んだら4

やっぱり私は子供を産みたくなかった。

 

問題に向き合わず、目を逸らし続け、時間が経てば経つほど問題が複雑化して後から跳ね返ってくる。

自分には何もない、カラッポの人間だと感じる心の穴を覗き込んだ時、心が冒頭の「やっばり私は子供を持ちたくなかった。」と呟いた。

 

仕事や家事は苦なくこなせる。ただ育児だけはどうしても受け付けられない。

離婚して親権をパートナーに渡すことも何度も考えた。

全てを失ってたとえ不幸になっても私は構わなかったが、周りを不幸にしてしまうそのことが私を踏みとどまらせた。

 

そんな中出会ったのがこの本。

「母親になって後悔してる」

https://www.amazon.co.jp/dp/4105072714

 

この本は、社会的なタブーとされてきて抑圧されてきた「母親の後悔」を社会学的な観点から研究されたものを翻訳した本。

母になった後悔と子供を愛する気持ちは両立する。

ただ、もう一度戻れるのなら私は人生で子供を持つ選択肢を選ばないだろう。